ボーズは、スタイリッシュなスリムスピーカー「77WER/77WER-S」を発表した。同製品は、88(W)×1205(H)×102(D)mmという、スリム&トールなスタイル。発売は11月20日で、価格は126,000円。

ブラックの77WERとシルバーの77WR-S

キャビネットの最上部にマウントされているユニットは中高域用の57mmツィドラーユニット。内部には4本の70mmウーファーがマウントされている。どちらも新開発のユニットで、マグネットにはネオジウムを採用している。

同社では、キャビネットの内分共鳴間を配置し、そこでの空気の共振によって、コンパクトなスピーカーでも十分な低域を発生させる「アコースティック・ウェーブガイド・テクノロジー」という特許技術を持っているが、77WERでは、それをさらに改良した「アドバンスド・ウェーブガイド・テクノロジー」を採用。内蔵している3本の共鳴管の長さは3.6m。アドバンスド・ウェーブガイド・テクノロジーによって、低域の充実だけでなく、高調波歪みや分割振動の発生も抑えられるという。

小口径ユニットを組み合わせたことにより、バッフル効果による反射エネルギーを削減。さらに、点音源に近い音場再生を実現しているとのことだが、実際に発表会の試聴スペースに設置されていた77WERでも、露出している中高域ユニットの位置、1点からのみ音が聞こえてくるという状態だった。また、低域は、どこにサブウーファーを隠してあるのかと疑うほどのレベル。

音源は、中高域ユニットの配置されている、この1点

ユニット構成 中高域用ドライバー×1/70mmウーファー×4
インピーダンス
許容入力 80W rms
入力端子 ハンティングポスト
質量 6kg(1本)
カラー ブラック/シルバー
付属品 スピーカースタンド