VMwareは25日(米国時間)、Macintosh向け仮想化ソフト「VMware Fusion 1.1」のβ版(Build 57919)を公開した。対応ハードウェアはクロック数1.5GHz以上のIntel製CPUを搭載したMacintoshシリーズ、動作環境はMac OS X 10.4.9以降。バイナリパッケージのダウンロードには、氏名やメールアドレスなど個人情報の入力が必要。
VMware Fusion 1.1 Betaでは、DirectX 9.0 3Dグラフィックスを実験的にサポート。シェーダーには非対応ながら、より多くのWindows用3Dアプリケーションの実行を可能とした。iPhoneにも対応、Windows仮想マシン上のOutlookと同期できるようになった。
Windows仮想マシンとMac OS Xのデスクトップを一体表示する「Unity」も、機能が見直されている。Windowsタスクバーと[スタート]メニューの表示 / 非表示を切り替えるオプションがViewメニューに追加されたほか、Unityウインドウが開いていないときの表示方法に関する問題が修正された。Windows Vista 32 / 64bitおよびWindows XP 64bitのサポートも改善されている。
日本語リソースも追加、メニューや各種メッセージが日本語で表示されるようになった。なお、VMware Fusion英語版を日本国内向けに発売しているアクト・ツーでは、VMware 1.1 Betaのテストを行うとともに、1~2カ月中に日本語版の提供を開始したいとしている。