know-how(ノウハウ)からknow-who(ノウフー)へ
社内ブログと似た目的で導入されることの多い"社内SNS"は、人と人とのつながりを重視したサービスだが、ドリコムブログオフィスはあくまで情報でつながるブログ中心のサービスだ。ドリコムは「社内コミュニケーションということを考えた場合、情報の発信、蓄積、共有こそが大切」との考えを持つ。そのためにはブログの方が適していると判断し、ブログ機能をメインに据えつつSNS機能を加え、純粋なSNSとは一線を画している。
SNSでは人とつながることはできるが、入ってくる情報はどうしても限られてしまう。これでは情報の蓄積、共有という意味ではあまり役に立たない。そこで、マイポータルやグループ内の情報のみが入ってくるグループポータルに加え、社内全体の情報が入ってくる全体のポータルが存在しているのだ。
「経営課題を解決するために必要なことは、コミュニケーションを活性化して何をしたいのかを明らかにすること」と山本氏は主張する。「人とつながるだけではダメ。つながった後に情報が見つかる環境を作ることが大切」という考えなのだ。
ブログには、情報を発信しやすく蓄積が可能になるだけでなく、その情報について誰が詳しいかが分かるというメリットもある。「know-how(ノウハウ=知識や技術)からknow-who(ノウフー=ノウハウを持っている人は誰か)へ」。ドリコムブログオフィスはインスタントメッセンジャー(IM)と連携もしているので、その情報についてIMで尋ねることもできる。「know-howからknow-whoへ」は今後、ナレッジマネジメントを実現するための鍵となるかもしれない。
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