22日、秋葉原ヨドバシカメラマルチメディア Akibaに「ノートン・ファイター」が出現した。
ノートン・ファイターは、シマンテックが21日より発売する「ノートン・インターネットセキュリティ 2008」と「ノートン・アンチウィルス 2008」のパッケージ版に伴い、ウィルスの危険性やPCの安全性の確保を啓蒙する戦士となる。なお、同日からノートン・ファイターのオフィシャルサイトも公開されている。
シマンテックの最新のレポートによると、サイバー犯罪の95%は個人をターゲットにしたものだという。かつてのような散発的な目的のウィルスから、フィッシング詐欺やスパイウェア、個人情報の窃取、金銭を狙った犯罪へと移行し、2007年の上半期においては組織化されたサイバー犯罪も見られるようになったとしている。また、日本はアジア太平洋地域において、ボットプログラムに感染したPC数で第4位の国となっている。イベントはこうした状況を踏まえての啓蒙活動という側面もある。
イベントは人通りの多いヨドバシカメラマルチメディア Akibaのエントランスで行われ、子供連れの親子から若いカップルまで年齢を問わず足を止めていた。
イベントアトラクションが開始された。公園のベンチでノートPCを開いて仕事をする男女。
全身黒タイツのウィルスたちが、増殖しながら向かってくる。手にはどこかで見たことのあるような絵柄のスケッチを掲げている。
ウィルスたちの行く手を阻むのは、青と赤で統一された二人。さっそうと現れ、かっこよくポーズを決める。胸には剣と矢をあしらったマークがある。この二人がノートン・ファイターなのだろうか?子供たちからも喝采が巻き起こる。ウィルス達があっという間に取り囲み、縄で縛り上げてしまう。ウィルスは結局、防げないというシニカルな啓蒙活動が頭をよぎる。
その時、青と赤とは対照的に黄色の戦士が余裕な雰囲気を漂わせながら登場してきた。そう、彼こそが「ノートン・ファイター」。黒のウィルス達を、戦隊ものヒーロー顔負けの本格的なアクションでなぎ倒してゆく。ウィルス達は無残な姿で、床に横たわる。