モバイル広告代理店アップデイト内のモバイルマーケティングデータ研究所(MMD研究所)は、18のモバイル向けサイトのユーザーを対象に行った「携帯電話の検索サイトに関する利用動向調査」の調査結果を発表した。それによると、携帯電話の検索サイト利用経験割合は9割以上、またその多くが検索結果を複数ページ確認していることがわかった。
調査は9月7日~9月10日の4日間で行われ、有効回答数は4,336件。性別は男性26.7%、女性73.3%、年齢は10代22.9%、20代22.9%、30代31.3%、40代以上22.9%。
携帯電話の検索サイトの利用経験については、「使ったことがある」という回答が91.6%と9割を超える結果となった。年代別では20代後半が93.2%と最も多いが、最も少なかった40代以上の89.1%との差は大きくない。しかし、利用頻度では「毎日」が10代で38.6%なのに対し、40代以上では24.8%となった。全体では「毎日」が30.7%、「3日に1回」が25.3%となっている。
検索したい言葉に出会うのはいつが多いのだろうか。「よくある」と回答した人数が多いシチュエーションは「友達・家族と話していた内容で単語や人名などが気になっての検索」「テレビ番組に出ている単語や人名が気になっての検索」などだが、最も多かったのは「自分自身でふと気になった単語や人名の検索」。「検索したことはある」を合わせると、およそ9割がふと気になったことを検索している。思いついたときにさっと手にとることのできる携帯電話の特性が出ていると言えるだろう。
必要な情報を見つけたい時に検索結果を最大何ページまで確認するか、という設問に対しては、「2から3ページ」45.1%、「4から5ページ」22.2%、「6ページ以上」も25.1%で、「1ページ」が7.6%と最も少ない。これはどの世代にも同様の傾向が見られる。1ページ目の上位に入らなければ存在しないのと同じ、とさえ言われるパソコンでの検索とは状況が異なるようだ。
また、1つのサイトで必要な情報が見つからなかった場合には最大「2サイト」で検索する人が30.8%、「3サイト」29.4%、「4サイト」5.1%、「5サイト以上」19.4%で、「1サイトで見つからなかった場合はそれ以上検索しない」は15.3%と、複数見てまわる割合が高い。特に10代・20代では5サイト以上という回答が28.0%・25.8%と、その結果が顕著に見られた。