マウスコンピューターは21日、「Microsoft Windows Home Server」英語版を搭載したホームサーバー「MDV-MediaServer 100S」を発表した。価格は12万9,990円。販売は、9月29日11時よりマウスコンピューター電話通販窓口、マウスコンピューターダイレクトショップ、10月1日11時よりマウスコンピューターインターネットサイトにて開始される。

「MDV-MediaServer 100S」

マイクロATXミニタワーから約60%の小型化に成功

MDV-MediaServer 100Sは、従来のマイクロATXミニタワーと比較して約60%もの筐体サイズの小型化をはかった、容量約11.7リットルのコンパクトなタワー型ホームサーバー。Windows Home Serverによる、一般家庭向けのファイル管理・共有、バックアップ、リモートアクセス、映像・音楽などのデジタルメディアの共有、データ保護などの機能を利用できるのが特徴だ。なお、搭載されるWindows Home Serverは英語版のため、ユーザーアカウントなど一部で日本語が利用できない制限がある。

本体前面から着脱できる4基のリムーバブルHDDフレームには最大で4TBまでのHDDが搭載可能で、高い拡張性とメンテナンス性を確保している。また、装着したHDDユニットはキーロック付きのフロントカバーで保護されるため、HDDの盗難や不用意なディスクの取り外しを防げる。さらに、150WタイプのACアダプタを採用することで静音性も高めている。

フロントパネルを開けるとリムーバブルHDDフレームにアクセス可能

空き拡張スロットはPCIが1本だ

仕様は、CPUにデュアルコアながらも消費電力45ワットのAMD Athlon X2 BE-2350(2.1GHz)、マザーボードにAMD 690Gチップセットを搭載したMini-ITXベースのものを組み合わせている。メモリはPC2-5300 DDR2 SDRAMを1GB(512MB×2、最大2GB)、グラフィックスはチップセット内蔵のATI RADEON X1250を利用する。ストレージドライブは、HDDが250GB容量の7,200回転Serial ATA HDD、光学ドライブがDVD-ROM/CD-R/RWコンボドライブ。その他の機能は、ギガビットLAN、3in1メモリーカードスロットなど。なお、BTOにも対応しているためメモリやHDDなどのカスタマイズも可能だ。

本体サイズは140(W)×295(D)×284(H)mm。1年間の無償保証、USB英語キーボード、USB光学式スクロールマウスが付属する。