東芝は、IH保温釜の新モデル「RC-10VYA」(1.0L炊き)「RC-18VYA」(1.8L炊き)を発表した。発売は10月16日を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は、RC-10VYAが4万円前後、RC-18VYAが4万3,000円前後。

ミドルクラスながら、ハイエンドモデルと同じ、真空αエンジンIIを搭載した「RC-10/18VYA」。加圧機能の有無でどの程度味に違いが出るのか、気になるところだ

RC-10/18VYAは「真空αエンジンII」を搭載したモデル。真空αエンジンIIは、7月4日に発表された「RC-10/18VSA」「RC-10/18VWA」に初搭載されたもので、ネオジウムマグネットによる強力な真空ポンプをDSPによって制御する仕組み。炊飯前に、内釜内の圧力を0.6気圧にまで下げてから一気に1気圧に戻すことで、米に浸透させる水分の量を、最適とされる28%~29%にコントロールすることが可能になり、ハリとツヤのある炊きあがりを実現する。また、保温時にも、釜の内部を低酸素状態に保つことにより、変色や変質を防ぎ、最大40時間の保温が可能となっている。

今回発表されたRC-10/18VYAは、RC-10/18VWAから加圧機能を省いたモデルとなっており、使用されている内釜も、RC-10/18VWAと同様に、内側にダイヤモンドチタンコーティングが施された7mm厚の剛熱鍛造厚釜となっている。

米の味にはこだわりたいが、さすがに炊飯ジャーに8万円という投資は……、という人には気になるモデルとなりそうだ。