EV-DO Rev.A対応の「W04K」

KDDI、沖縄セルラーは20日、上り最大1.8Mbpsの高速通信が可能な「EV-DO Rev.A」方式に対応したCF(コンパクトフラッシュ)型のデータ通信カード「W04K」(京セラ製)を発表した。10月下旬より提供を開始する予定。

CFスロットおよびPCカードスロット(付属アダプタ使用時)に装着して、ノートPCやPDAなどからauの携帯電話網を利用したデータ通信が行える。下り最大3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsの高速通信が行える「EV-DO Rev.A」、下り最大2.4Mbps/上り最大144kbpsの「CDMA 1X WIN」、下り最大144kbps/上り最大64kbpsの「CDMA 1X」の3方式に対応し、エリアに応じた方式で通信が行われる。選択できる料金プランは「Packet WINシングルサービス」のみ。

EV-DO Rev.Aでは、従来のCDMA 1X WINに比べて特に上り方向の通信速度が大幅に向上するのが特徴。外出先から大容量のデータをアップロードする必要がある場合などにメリットが大きい。現在は全国の政令指定都市をカバーしており、今後順次エリアを拡大する。

主に法人用途を想定しており、データ通信カードとしては初めてGPS機能に対応(同社調べ)したほか、あらかじめ指定した接続先以外への接続を禁止する機能や、インターネットを経由せず社内ネットワークへ接続する「CDMA Packet Access」の利用時にパケット通信料を定額にするサービスなどを用意している。なお、個人でも購入することは可能(多くの場合取り寄せとなる)。