日立製作所は地上/BS/CD1 110°デジタルチューナー「IV-R1000」を発表した。発売は11月15日で、価格はオープン。推定市場価格は6万円前後。
録画可能なデジタルチューナー「IV-R1000」。普通のレコーダーにはない、2台のHDD間でのムーブも可能 |
IV-R1000は、リムーバブルHDD、iVDR-Sに対応したiVポケットを装備するデジタルチューナー。iVDR-Sディスクにハイビジョン番組の録画が可能だ。もちろんEPGにも対応しており、そこからの録画予約も可能で、データ放送などにも対応する。
iVポケットは2基装備。シングルチューナーモデルであるためW録は不可能だが、1基で再生中に、もう1基のiVDR-Sに番組録画を行うことは可能だ。また、2台のiVDR-S間でのムーブにも対応している。ムーブの速度は最大9倍速と非常に高速だ。さらに、このIV-R1000で録画したiVDR-Sを、同社のWoooシリーズ(iVポケット搭載モデル)で再生することも可能で、その逆に、Woooシリーズで録画したiVDR-SをIV-R1000側で再生することも可能だ。
出力端子は、HDMI/D4/S2/コンポジットを各1系統、光デジタル音声出力、LAN端子も装備するが、一般的なレコーダーとは異なり、映像や音声の入力端子は装備していない。
iVDR-Sディスクは、最大でも160GBと、ハイビジョン環境の録画用としては決して大容量というわけではないが、Woooシリーズのテレビと同様に、XCodeHDが採用されており、実際の容量の約2倍分の録画が可能となっている。
iVDR-Sの現時点でのGBあたりの単価は200円台の前半といったところだが(マクセルM-VDRS160G.TVの場合)、このXCodeHDを使うことによって、まずまずのコストパフォーマンスと考えることも可能だろう。また、光メディアと違って、一時保存にもライブラリの保存にも使用可能という点は、iVDR-Sのメリットだろう。