NTTレゾナントは三菱総合研究所と共同で提供しているアンケートサービス「gooリサーチ」において、子供のゲームに関する調査結果を発表した。
この調査は、小学生向けポータルサイト『キッズgoo』上で小学生を対象に6月25日から7月13日にかけて行なわれたもので、有効回答者数は1165名。調査結果によると、8割の子供がふだんゲームを「やっている」と回答。ゲームをやる場所は、やはり自宅が約95%と、「友だちの家」(31.2%)、「ゲームセンターや店先のゲームコーナー」(14.1%)といったほかの場所を大きく引き離した。
小学生の8割がゲーマーだということがわかる |
ゲームの利用状況
さらに、ゲーム機の所有台数を尋ねたところ、8割を超える家庭が複数(2台以上)所有しており、「5台以上持っている」家庭も34.4%いることが判明。"1家に1台"というよりも"1人1台"が当たり前となったことが伺える。
よくやるゲーム機の種類(複数回答) |
「よくやるゲームの種類は?」の問いには、「携帯型ゲーム」が68.8%を占め、据え置きゲーム機を圧倒。気になるよくやるゲーム機種は、「Nintendo DS」(82.2%)が2位以下に約2倍もの差をつけて圧倒。今も品薄状態が続く同機の人気を改めて実感させられると同時に、ゲームを1人ですることを一般化させた要因だと考えられる。
よくやるゲーム機の種類(複数回答)
好きなゲームのジャンルは、男子が「冒険・戦いなどの、ロールプレイングゲーム」、女子が「キャラクターを育てるゲーム」と、それぞれ70%以上の回答者がやり込み度の高いジャンルを挙げた。男女ともに、ゲームをやる際は腰を据えてじっくりと取り組んでいるのだろう。
男子にはRPG、女子にはキャラ育成ゲームが人気 |
好きなゲームの種類(複数回答)
ただ、ゲーム利用時間に関しては、学校がある日、ない日ともに男子のほうが女子よりも長く、学校がない日は30%の男子が3時間以上プレイしていると答えた。
また、家でゲームをする際に家族とルールを決めているか? という子供を対象にしたアンケートならではの質問には、「ゲームをする時間の長さ」(45.9%)、「(宿題を終わらせてからなどの)ゲームをするための条件」(30.7%)、「ゲームをする時間帯」(19.5%)といった多数派のほかに、「パソコンなどのゲームをやるまえに親に内容をみてもらってからやる」、「勝手にゲームソフトを買ったり、勝手に登録しない」など、時代を反映した声も。
そんな中、注目すべきは、約1割の子供が「ゲームをする時間がないから」などの理由で「以前はやっていたけど今はやっていない」と答えた点。塾や習い事に追われる現代の小学生が、いかに多忙な毎日を送っているかを証明する結果となった。