今回は、2007年第4四半期でのリリースが予定されている最新バージョン「Winter '08」のプレビューも紹介された。同社のユーザーコミュニティであるIdeaforceで集められた意見が多数反映されており、各アプリケーションごとに細かいアップデートが施されている。数あるアップデートの中でもBenioff氏が取り上げるのが「Salesforce content」と「Salesforce ideas」の2つだ。
Salesforce contentでは、Web 2.0ライクなコンテンツ管理機能を提供する。例えばタグの付与によるコンテンツの分類・検索が提供されるほか、購読機能を利用することにより文書コンテンツがアップデートされた際の最新情報が把握できるなど、さまざまな形でのコンテンツの取り出しが可能となる。またSalesforce ideasは、Ideaforceのエンジンそのままにエンタープライズ向けのコミュニティ機能を提供する。例えばIdeaforceで用意されていたアイデアの投稿や投票機能などは、そのままSalesforce ideasを介してユーザーに提供されることになる。