ワコムからグラフィック用途向けの新しいペンタブレットシリーズ登場

ワコムは14日より、5月に投入したビジネス/コンシューマー向けペンタブレット「Bamboo(バンブー)」を本格的にシリーズ展開し、グラフィック用途向けの「Bamboo Fun(ファン)」2サイズ各3色(シルバー/ホワイト/ピンク)の計6モデルと「Bamboo Art Master(アートマスター)」1モデルの計7製品を発売した。価格はオープンプライスで、同社オンラインショップ「ワコムストア」では「Bamboo Fun」のA6ワイドサイズ[型番: CTE-450]が1万2,980円、A5ワイドサイズ[型番: CTE-650]が1万7,980円、「Bamboo Art Master」A5ワイドサイズ[型番: CTE-650/S1]が1万9,980円で販売されている。

「Bamboo」シリーズは、PC操作から文字入力、デジタル写真加工、スケッチ、ペインティングまで幅広い操作ができるパーソナルツールで、優れた筆圧感知機能がついた「Bamboo Fun」、「Bamboo Art Master」を活用すれば、オリジナリティあふれるイラストや手書きのコメントなどが簡単に書き表せる。また、ワコム独自の電磁誘導方式により実現したコードレスかつ電池レスのペンで、マウスでは表現できない線の太さや色の濃淡もコントロールできる。

同社社長山田正彦氏は、13日に開催された発表会で25年に渡るワコムの歴史を振り返りながら、「未来への戦略」「新しいアイデンティティ」「インスピレーション」「コンシューマーブランド」をテーマにワコムの新事業についてのビジョンを語るとともにプロフェッショナルクリエイターには従来通り最高のデジタルツールを提供し、コンシューマー向けには自分自身の個性を表現できる製品を投入すると述べた。

「ワコムは、これまで海外で展開していた新シリーズを日本国内でも展開することによってブランド力をさらにアップし、新しい市場を築いていくつもりです。同時に社内の意識や体制も大きく変革し、ユーザが生活の中で便利に感じてくれる製品を提供していきます」(山田正彦社長)

なお、商品には、デジタルカメラなどで撮影した画像の編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 5.0 (Win)/4.0(Mac)」、写真加工ソフト「Photo Creator Simple for WACOM(Win)」、写真アルバム作成ソフト「Photo-Book Creator for WACOM(Win)」、印刷ソフト「プリプリまろん for WACOM(Win)」、お絵画きソフト「水彩LITE(Win)」が同梱。さらに「Bamboo Art Master」には、ペイントソフト「Painter Essentials 3(Win/Mac)」とガイドブック「Bamboo Art Masterで始めよう お絵描き・写真加工」が付属される。

発売を記念して、「Bamboo」シリーズを購入し、かつワコムクラブに登録した人を対象に、「JTBアニバーサリーギフト券 プレミアージュ5万円分」や[±0]加湿器Ver.3が当たる「Bambooを買って当てようハッピーライフキャンペーン」を実施。応募期間は、2007年9月14日～2008年1月10日。

タブレットや消しゴム付き筆圧ペンの仕様は、ペンの読み取り方式は電磁誘導方式、読み取り分解能は0.01mm、読み取り精度は±0.5mm、読み取り速度が最高133ポイント/秒、読み取り可能高さはペン・マウスともに、5mm、筆圧レベルは512レベルとなっている。対応OSは、Windows Vista(※1) / XP (※1) / 2000 / Mac OS X 10.3.9以降 (※1 64ビット版を含む)。

CTE-450のタブレット入力エリアは147.6×92.3mmで、外形寸法は210(W)×194.1(D)×11.2(H)mm、重量は約370g(USB接続ケーブル含む)。CTE-650、CTE-650/S1のタブレット入力エリアは216.5×135.3mmで、外形寸法は280(W)×235.1(D)×11.2(H)mm、重量は約550g (USB接続ケーブル含む)。