富士通およびソニーは13日、同社のPC向けパケット定額プラン「定額データプランHIGH-SPEED」「定額データプラン64K」の対応機種として、FOMAハイスピード通信モジュールを内蔵するノートPCを発表した。

富士通からは、「FMV-BIBLO LOOX T」および同「LOOX U」のデザインはそのままに通信モジュール内蔵したカスタムメイドモデル「FMV-BIBLO LOOX T70XNX」「FMV-BIBLO LOOX U50XNX」の2製品、ソニーからは、「VAIO type S」「VAIO type T」の2製品が発表されている。なお、ソニーの2製品については現在開発中で、定額データプランへの対応は「予定」となっている。

「FMV-BIBLO LOOX T」

「FMV-BIBLO LOOX U」

「VAIO type S」「VAIO type T」(画像は現在発売中の製品)

NTTドコモのPCで利用したパケット通信料が定額となる新料金プラン「定額データプランHIGH-SPEED」「定額データプラン64K」を利用できる通信モジュール内蔵のノートPC。FOMAカード(SIMカード)をPC本体に挿入することで、受信最大3.6Mbps、送信最大384kbpsの高速データ通信が可能となる。

「FMV-BIBLO LOOX T70XNX」「FMV-BIBLO LOOX U50XNX」については、富士通のオンラインショップ「WEB MART」にて10月22日より販売を開始する。「FMV-BIBLO LOOX T70XNX」は10月26日より、「FMV-BIBLO LOOX U50XNX」は11月下旬以降の提供となっている。WEB MARTでの購入手続き後、NTTドコモとFOMA利用契約を行うと、富士通からPCが、NTTドコモからFOMAカードが届く。最小構成価格は「FMV-BIBLO LOOX T70XNX」が274,800円、「FMV-BIBLO LOOX U50XNX」が174,800円。

「VAIO type S」「VAIO type T」については、製品の発売時期や仕様、価格など詳細は明らかにされていない。ソニーは、同モデルの正式な発表を近日中にVAIOホームページにて行うとしている。