パイオニアは、AVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX4AH」「VSA-AX2AH」を発表した。発売は10月中旬で、価格はVSA-AX4AHが22万円、VSA-AX2AHが17万円。

「VSA-LX70」のシルバーモデル「VSA-AX4AH」。同時発表された「VSA-AX2AH」は、VSA-AX4AHからHome Media Gallery機能などを除いたモデル。C/Pは高い

VSA-AX4AHは、8月2日にプラズマテレビの新モデル「KURO」シリーズと同時に発表された「VSA-LX70」のシルバーモデル。一方のVSA-AX2AHは、VSA-AX4Hから「Home Media Gallery」機能や、一部の入出力を省略、パワーアンプの出力を220Wから200Wに下げたモデル。

ただし、画質面、音質面での差別化は行われていないとのことだ。Home Media Gallery機能は、LAN内にあるPCに保存されている音楽ファイルの再生を行ったり、Internetラジオを聴いたりする機能。

おもな特徴としては、ドルビーTrueHD/DTS-HDマスターオーディオなどにフル対応。また、低域だけでなく、帯域全体での位相のずれを検出し補正する「フルバンドフェイズコントロール」機能を搭載している。

HDMI端子は1.3a対応。Deep Colorにも対応する。また、CECにも対応しており、同社のBDプレーヤー「BDP-LX80」などとの連携も可能だ。VSA-AX4AHでは入力4系統/出力1系統を装備、VSA-AX2AHでは入力3系統/出力1系統を装備する。ファロージャ製「DCDi」の採用により、ジャギーの少ない、1080pへのアップスケール、I/P変換が可能。

自動音場補正システムは、今年6月に発表された「VSA-AX1AH」と同様に「Advanced MCACC」を搭載する。