ワコムは13日、ビジネス/コンシューマー向けのペンタブレット「Bamboo」をシリーズ化し、グラフィック用途向けの「Bamboo Fan」、および「Bamboo Art Master」を発表した。9月14日より販売を開始する。価格はオープン。
「Bamboo Fun」 |
今回発表されたのは、Bamboo Fanシリーズが「CTE-450」と「CTE-650」、Bamboo Art Masterシリーズが「CTE-650/S1」の2シリーズ3機種。同社直販サイト「ワコムストア」での価格はそれぞれ1万2,980円、1万7,980円、1万9,980円。
いずれもドキュメントファイルや画像ファイルの拡大/縮小・スクロールに対応したタッチホイールやプログラマブルなファンクションキーをタブレット上部に備えるほか、タッチペンはメンテナンス不要でフリーハンド感覚で使えるコードレス&電池レスペンが採用されている。また、ペン中央にはスクロール/移動モード、マウスの右クリックダブルクリック、ショートカットキーなどが割り当て可能な2サイドスイッチ、ペン上部にはペン先と同様に筆圧に対応した消しゴム機能も用意されている。
Bamboo Fan
Bamboo Fanは、デジタル写真加工やドローイング/イラスト作成が可能なソフトウェアやマウスを同梱することにより、グラフィック用途の使い勝手を高めたシリーズ。入力エリアがA6ワイドサイズのCTE-450とA5ワイドサイズのCTE-650の2ラインナップが用意されている。バンドルされるソフトウェアは、画像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 5.0(Win)/4.0(Mac)」、写真加工ソフト「Photo Creator Simple for WACOM(Win)」、写真集作成ソフト「Photo-Book Creator for WACOM(Win)」、プリントツール「プリプリまろんfor Wacom(Win)」、お絵描きソフト「水彩LITE (Win)」の5つ。
Bamboo Funパッケージ |
本体サイズと重量は、CTE-450が210(W)×194.1(D)×11.2(H)mm、約370g、CTE-650が280(W)×235.1(D)×11.2mm、約550g。インタフェースはUSB。読み取り可能範囲は147.6(W)×92.3(D)mm、CTE-650が216.5(W)×135.3(D)mm、読み取り方式は電磁誘導方式、読み取り分解能は0.01mm、読み取り精度は±0.5mm、読み取り速度は最高133ポイント/秒、筆圧レベルは512レベル。カラーはシルバー、ホワイト、ピンクの3色展開となっている。
Bamboo Art Master
Bamboo Art Masterは、本格的な絵画ソフトと使い方をわかりやすく解説したガイドブック「Bamboo Art Masterで始めよう お絵描き・写真加工」がセットになったもの。バンドルされるソフトウェアは、Bamboo Fanにバンドルされる5つのソフトウェアに加え、ペイントソフト「Painter Essentials 3(Win/Mac)」の合計6つ。
Bamboo Art Masterパッケージ |
Bamboo Art Masterだけに付属するガイドブック |
本体サイズは280(W)×235.1(D)×11.2mm、重量は約550g。インタフェースはUSB。読み取り可能範囲は216.5(W)×135.3(D)mm、読み取り方式は電磁誘導方式、読み取り分解能は0.01mm、読み取り精度は±0.5mm、読み取り速度は最高133ポイント/秒、筆圧レベルは512レベル。カラーはシルバーのみ。
いずれも対応OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.3.9以降。同社では、「Bamboo」シリーズ3製品を合計で国内30万台、海外を含めて150万台の出荷を目指すとしている。