米Appleは9月12日 (現地時間)、プロ向けの作曲・音楽制作ツールを統合した「Logic Studio」を発表した。作曲、録音、編集、ミックス、スタジオ、ライブ演奏などに、ミュージシャンが必要とする全ての機能がパッケージ化されている。米国での価格は499ドル。日本国内では59,800円となっている。1.25GHz以上のPowerPC G4搭載Macでも動作するが、PowerPC G5またはIntelプロセッサ搭載Macが推奨されている。またMac OS X v10.4.9以降、QuickTime 7.2以降が必要。
Logic Studioの中核である「Logic Pro 8」では、1つのワークスペースから音楽制作/プロダクションの主要機能にすばやくアクセスできる新インタフェースが採用された。さらにQuick Swipe Computingやダイナミックなチャネルストリップによる作業の効率化、マルチチャンネルトラックとバスを使ったエンドツーエンドのサラウンド制作などが盛り込まれている。
MainStageは、ステージやリハーサルなどライブ演奏を前提としたサウンドインタフェースだ。画面上に再現されたボタンやノブで、通常の機材と同様の感覚で操作できるほか、遠い位置からでも必要な情報を確認できるようにデザインされている。Studio InstrumentsおよびStudio Effectsを備えたキーボードテンプレート、Guitar Amp Proが組み込まれたギターテンプレートなど、様々な楽器と演奏スタイルに応じたテンプレートが用意されている。
編集ソフトのSoundtrack Pro 2においても、ユーザーはシングルウィンドウデザインと統合型のマルチチャンネルオーディオエディターで、シンプルにポストプロダクション作業を進められる。オーディオと映像を組み合わせる際の制限から解放され、よりサウンド制作に集中できるという。
このほか40のインストルメントプラグインを備えたStudio Instruments、約80種類のエフェクトプラグインを持つStudio Effects、True Surround対応のSpace Designer、5種類のJam Packコレクションを含むStudio Sound Library、WaveBurner 1.5/ Compressor 3/ Apple Loopsなどのユーティリティが同梱される。