ダイハツ工業は、内外装などを変更した小型乗用車「シリオン(日本名:ブーン)」のマイナーチェンジモデルを、ドイツで開催されているフランクフルトモーターショーで発表した。エンジンは従来と同じ1L、1.3Lに加え、1.5Lエンジンを搭載したスポーツモデルも追加された。国内での投入時期や価格などは明らかにされていない。
シリオンは、「Multiple Purpuse Compact」(多目的コンパクト)をコンセプトに、欧州を中心に輸出していた。今回のモデルでは、フロントバンパーを一新したほか、シートにカジュアルな表皮を採用、メーターパネルデザインを変更し、瞬間・平均燃費表示を可能にした。また、エンジンには、新たに1.5Lで76kWを発生する「3SZ-VE」と、VSC(Vehicle Stability Control)を搭載したスポーツモデルを追加した。
なお、シリオン 1Lモデルは富士重工業にOEM供給され「ジャスティ」の名称で欧州向けに販売される。ジャスティの国内投入の予定はないとしている。
また、同モーターショーでは、世界初公開となるオープンスポーツカー「OFC-1」と、地球と人に優しい次世代スモールカー「HSC」のコンセプトカーも出展されている。