空気圧機器メーカである独Festoは、ユニークな推進システムを搭載する次世代飛行船「Air_ray」の研究開発を進めている。

次世代飛行船「Air_ray」の外観

Air_rayは、大きく横に広がる胸ヒレを波打つように動かして遊泳するマンタ(オニイトマキエイ)をモデルにした飛行船である。ヘリウムが入ったバルーン本体の両横および後部に、マンタのようなヒレを搭載している。このヒレを上下に波打たせて、空中を優雅に移動できるという。操作は独自に開発したリモコンである「Fin Ray Effect」によって行う。

マンタのようにヒレを波打たせて空中を優雅に遊泳する

このAir_rayだが、すでに小型モデルの室内飛行に成功しているものの、具体的な実用化などの計画に関しては、現時点では明らかにされていない。