オリンパスは、小型ボディに35mm判換算で27mmからはじまる光学18倍ズームレンズを搭載し、秒15コマの連続撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA SP-560UZ」を発表した。価格はオープンだが、推定市場価格は5万5,000円前後。発売日は9月21日。
「CAMEDIA SP-560UZ」は2007年3月に発売された「CAMEDIA SP-550UZ」の後継モデル。光学18ズームを搭載したコンパクトなボディが特徴。ズームレンズは35mm判換算で広角側が28mmから27mmとなり、27~486mmの焦点域をカバーする。CCDシフト式手ぶれ補正機構と最大ISO 6400までの高感度撮影でブレを防ぐ(※ISO 6400は640×480ピクセル固定)。
連写時の連続撮影枚数は、550UZでは最大20枚までだったが、バッファメモリーを大容量化して560UZでは40枚まで可能になった。シャッターボタンを半押し状態で撮影処理を開始し、シャッターボタンを押した瞬間からさかのぼってデータを残せる「プリキャプチャー機能」は10コマまで。
800万画素1/2.35型CCDと画像処理エンジン「True Pic III(トゥルーピックスリー)」を搭載。進化した顔認識機能も搭載し、顔を検出すると検出枠が表示され、動く被写体にピントが追従していく。顔に合わせたフラッシュ調光も可能。笑顔を検知して自動的に3枚連写でシャッターを切る「スマイルショット機能」や、画像処理でシャドー部を明るくし、顔と背景などの明暗差を少なくする「フェイス&バックコントロール機能」など顔検出を利用した機能も備える。
また、再生画像の顔部分のみに変形処理をかける「ファニーフェイス」機能や、顔中心から放射状に背景をボケさせる「センターフォーカス」機能、赤目を検知して補正する「赤目補正」が用意されている。
サイズは116(W)×78.5(H)×78(D)mm(突起物を除く)、365g(本体のみ)。記録メディアはxDピクチャーカードで、約47MBの内蔵メモリも搭載する。モニターは23万画素2.5型。ライブビュー撮影も可能。ボディカラーはブラックのみ。また、別売りで1.7倍テレコンバージョンレンズや防水プロテクター「PT-037」が用意される。