米Appleは9月10日 (現地時間)、iPhoneの販売台数が100万台を突破したと発表した。
iPodでも2年近い時間がかかった大台に、iPhoneは発売開始から74日で到達した。米国時間の今月5日にAppleがiPhone 8GBモデルの大幅値下げを発表して以来、一部からiPhoneの伸び悩みが指摘がされていたが、7~8月は順調な販売ペースを維持していた模様だ。「(値下げにより) 今年のホリデーシーズンに、この革新的な製品をより多くのカスタマーに届けられるのを楽しみにしている」とCEOのSteve Jobs氏はコメントしている。
Appleが値下げで狙っていた市場拡大効果が早くも現れている。大学生市場を調査するSurveyUが、値下げ発表の数時間後に行ったアンケート調査によると、「数カ月中に購入したい」という回答が8月の2%から4%に増加。「現在の携帯電話の契約完了後に購入したい」が4%から11%に増えた。また「価格」を購入決断のポイントとする回答が6~8月の約80%から最新調査では90%に伸びた。
iPhoneは今後、年内に欧州、そして2008年にアジアへと展開される予定だ。 Appleは2006年の携帯電話市場の1%に相当する1,000万台を2008年末までの販売目標としている。