米PopCap Gamesは、各国のホワイトカラーを対象にして、職場でのゲームプレイの実態を調査した最新レポートの発表を行った。意外なことに、多くの重役が勤務時間中のゲームプレイを認めており、そのプラス面の影響なども明らかにされている。

同レポートは、今年6月に米リサーチ会社のInformation Solutions Groupが、オンラインで実施した調査にもとづくもの。18歳以上のホワイトカラーの男女が今回の調査対象者となり、米国内で勤務する1,899名と、PopCap Gamesのゲームサイトを訪れた世界各地で勤務する943名に対するアンケートが実施された。

調査結果によれば、約4人に1人のホワイトカラーワーカーが、手軽にインターネットからダウンロードして楽しめる、いわゆる"カジュアルゲーム"と呼ばれるジャンルのゲームを、勤務時間中にPCや携帯電話でプレイしていると答えた。職場でゲームをすると回答した人のうち、約6割は昼食時や休憩時間中に楽しんでいるとしたものの、1日の仕事の終わり頃に疲れを癒すためにゲームをしている人が19%、仕事始めにゲームでリフレッシュする人が11%に上り、会議中などに暇つぶしでゲームをすると答えた人も14%に達した。

1日の平均ゲームプレイ時間は、社内でカジュアルゲームを楽しむ人の84%が15~60分と回答したものの、1時間以上はゲームをしているとの回答者も1割を超えたという。しかしながら、職場でゲームをすることで、ストレスを発散してリラックスできるようになったとの感想が大半を占め、ゲームプレイ後は、よりエネルギッシュに集中して仕事に取り組め、自信アップにもつながっているとの回答も52%に上ったとされる。

興味深いデータとして、今回のホワイトカラーの調査対象となった2,842名中、企業のCレベル役員(CEO、CFO、COOなど)の重役が241名を占めているものの、社内ではホワイトカラー全体の平均を上回るゲーム利用が報告されたようだ。たとえば、勤務時間中にゲームを楽しむCレベルの重役は3人に1人以上の割合で、中でも会社で毎日ゲームをするとの回答者は6割を超えたという。