松下電器産業は、ホームシアター用の液晶プロジェクター「TH-AE2000」「TH-AX200」を発表した。発売は10月29日で、価格はオープン。推定市場価格はTH-AE2000が45万円前後、TH-AX200が22万円前後。
TH-AE2000は、開口率の高く、黒の表現力がアップしたセイコーエプソン製の最新パネルD7/C2FINEを搭載したフルハイビジョン液晶プロジェクター。映像エンジンは、各色最大16bit処理となり、階調表現能力もアップ。さらに、その映像を構成する周波数によりエリアごとに分類し、各エリアごとに適したエンハンス処理を行う「デティールクラリティプロセッサ」を搭載、自然で立体感のある映像表現を実現している。コントラスト比は16,000:1(ダイナミックアイリスON時)。
また、入力する機器による信号レベルの差を解消するための「波形モニター」、イコライジングを行う前と後での映像の比較が可能な「2画面調整」機能も搭載される。
入力は、1.3aに対応したHDMIが3系統と、コンポーネント(1080/24p対応)2系統、S/コンポジット/D-sub15ピンを各1系統装備する。
TH-AX200は、同社がハイビジョン「カジュアルシアター」と呼ぶモデル。明かりを落としたシアタールームだけでなく、明るいリビングでも見やすいようにする機能「ライトハーモナイザーII」が搭載されている。ライトハーモナイザーIIは、プロジェクター本体に取り付けられたセンサーにより室内の明るさを検知し、アイリスやガンマなどをリアルタイムに調整するというもの。
また、ゲームモードの搭載も大きな特徴。ゲームモードでは、フレームディレイを抑え、レスポンスの向上が図られている。さらに、ゲームの内容によって、非常に暗いシーンや非常に明るいシーンなどが登場するが、そのような場合でも、ユーザーによる操作などを行わずに、自動的に映像が破綻しないようにコントロールされる。
入力は、HDMI×2/コンポーネント×1/D-sub16ピン×1.S×1/コンポジット×1を装備する。