マツダは、2.0~2.3L(リッター)クラスのステーションワゴン「マツダプレマシー」をマイナーチェンジし、全国の販売店を通じ9月7日より発売する。価格は176万8,000円から235万5,000円。月間販売台数は1,800台を計画している。また、「プレマシー」をベースにした福祉車両「プレマシー助手席リフトアップシート車」も併せて変更された。価格は222万円から261万1,000円(消費税免除)。
今回の改良では、2WD車全モデルに電子制御5速オートマチックトランスミッションを搭載、またS-VT(シーケンシャルバルブタイミング)の採用を全機種に拡大するなど、動力性能の向上と低燃費、クリーンな排出ガスなどを実現している。さらにサスペンションのジオメトリーを変更し、ハンドリング性能およびロードノイズやブレーキ性能を改善、走行安定性と乗り心地を向上させている。
燃費性能は、MZR2.0Lエンジンの2WD全車で「平成22年度燃費基準+10%」を達成し、グリーン税制に適合。また4WD車を含む全車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」(SU-LEV)に適合した。
室内は静粛性を向上させ、快適な空間を実現した。また、衝突安全性能の評価において日本のNCAP(自動車アセスメント)で6つ星を獲得した基本ボディはそのままに、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)が選択可能な機種を拡大させた。そのほか、インパネやメーターのデザインを変更し、視認性も向上。フロントマスクなど、エクステリアも若干変更された。ボディーカラーは全11色と豊富に用意される。