オリンパスは、デジタルコンパクトカメラ「μシリーズ」の最上位機種として、1200万画素の「μ1200」を発表した。価格はオープンだが、推定市場価格は5万円前後。発売日は10月12日を予定している。
「μ1200」は、クラス最高となる有効1200万画素、1/1.72型CCDを搭載し、画像処理エンジン「True Pic III(トゥルーピックスリー)」を組み合わせた薄型デジタルカメラ。モニターには、23万画素2.7型ハイパークリスタル液晶を搭載し、ガイドの文字も大きく表示する。視野角度は上下左右176°。暗い場所でも被写体を明るく映し出す「ブライトキャプチャー」機能も備える。
進化した顔認識機能を搭載。顔を検出すると検出枠が表示され、動く被写体にはピントが追従していく。顔に合わせたフラッシュ調光も可能。笑顔を検知して自動的に3枚連写でシャッターを切る「スマイルショット機能」や、画像処理でシャドー部を明るくし、顔と背景などの明暗差を少なくする「フェイス&バックコントロール機能」など顔検出を利用した機能も備える。また、再生画像の顔編集として、顔部分のみ変形処理をかける「ファニーフェイス」機能や、顔中心から放射状に変形処理をかける「センターフォーカス」機能、赤目を検知し補正する「赤目補正」が用意されている。
レンズは焦点距離7.4~22.2mm(35mm判換算:35~105mm)の光学3倍ズーム。最大ISO 6400まで設定できる高感度撮影で手ぶれと被写体ブレを軽減。撮影した画像を修正する電子手ぶれ補正機能は搭載するが、光学式の手ブレ補正は採用されていない。記録メディアはxD-ピクチャーカードを使用。サイズは98.1(W)×56.2(H)×23(D)mm(突起物を除く)、125g(本体のみ)。生活防水機能。ボディカラーはシルバーのみ。