クロスランゲージは、長文・難解な英文契約書の翻訳に特化した英日・日英翻訳ソフト「Legal Transer 2008 for Windows」を10月5日より発売する。価格は標準版が81,900円。プロフェッショナル版が133,400円となる。対応OSはWindows 2000(SP4) / XP(SP2) / Vista。
Legal Transer 2008は、英語契約文章に特化しチューニングを施した「契約書基本語辞書」を用いて、品質の高い翻訳を実現する。たとえば、「Memorandum」という単語は通常の翻訳では「メモ」の類に和訳されるところを、「覚書」と契約シーンによく見られる翻訳をしてくれる。
また独自の英文解析技術を使い分割・置換・補足といった前処理を原文に施すことで、複数の関係代名詞や関係副詞など英文契約書に頻出する係り受けのせいで難解になったセンテンス解釈がスムーズに行える。「甲 / 乙」などの契約主体者の表記に対して、「Licenser / Licensee」「Lessor / Lessee」など契約内容に応じた訳出を行うようあらかじめ定義しておく「定義語機能」も搭載する。
標準版にはビジネス / 法律 / 貿易 / 金融 / 会計 / マーケティング / コンピュータの7分野の専門語辞書を搭載。プロフェッショナル版にはそれら7分野に加え科学技術系20分野の専門辞書を搭載する。プロフェッショナル版には、人間が編集した完全訳と原文の対訳データが登録され、同一の原文が登場した場合に完全訳を呼び出せる「翻訳メモリ機能」が搭載される。