M-Audioはアクティブ・モニター・スピーカーの新モデル「EX66」を9月8日より発売する。EX66は2チャンネル、またマルチチャンネル環境でも使用できるように1台単位で販売され、価格は79,800円。

独自のMTMデザインで設計されたリファレンス・モニター「EX66」

EX66はアクティブ・モニター・スピーカーを長年に渡って研究開発してきたM-Audioの技術が多く盛り込まれており、M-Audioの最高峰に位置するリファレンス・モニターだ。

EX66のMTM(ミッドウーファー・ツイーター・ミッドウーファー)と呼ばれる垂直配列構成は、2基のLFドライバとツイーターの相互作用により、サウンドはより精密な垂直思考特性を実現、初期反射の問題を大きく軽減して優れたサウンドイメージを実現するとともに、ワイドなスイートスポットを提供する。

ウーファーは独自のリニア・ピストン・テクノロジーを採用した6インチLFドライバで、可聴帯域において絶対的な周波数レスポンスのピークやレゾナントのないダンピング特性を備えている。ツイーターは1インチのチタン製ドーム型で、非常に明瞭かつ透明で高い忠実性をもったサウンドを実現している。

エンクロージャーはMDFで制作、外部からの振動、定在波、衝撃を吸収できるようにデザインされ、内部断熱フォームによる補強も施される。

EX66が搭載するDSPはレゾナントをなくすため、キャビネットを正確にチューニングすることも可能。4次リンクウィッツ・ライリー型のクロスオーバー方式を採用し、高周波から低周波まで、ドライバの周波数帯域間を滑らかに繋ぐことが可能となっている。

内蔵アンプは2基のウーファーとツイーターをバイアンプ駆動で動かすため、100WのPWMパワーアンプを2基搭載している。

入力端子はアナログがXLRバランス/TRSバランスの2系統、デジタルはS/PDIF(コアキシャル)とAES/EBUの2系統を装備。デジタル入力は最大24bit/192kHzに対応する。