ゲストOSとの親和性が向上した「Parallels Desktop 3.0 for Mac」

プロトンは4日、米Parallelsが開発を進めるIntel Mac用仮想化ソフト「Parallels Desktop 3.0 for Mac」を、10月5日から国内向けに発売すると発表した。対応システムはMac OS X 10.4.6以降、Intel製CPUを搭載したMacintoshシリーズで動作する。製品の標準価格は14,800円(税別)、前バージョンのユーザにはアップグレード版が7,800円で提供される。

今回発表されたParallels Desktop 3.0 for Macは、プロトンが販売してきたParallels Desktop for Mac(英語版のParallels Desktop 2.5 for Mac相当)の次バージョンにあたる製品。ビルド番号は4560、現在米Parallelsが販売している製品の最新版と内容は同じ。

7月17日付でリリースされたParallels Desktop 3.0 for Mac(Build 4560)は、Mac OS XのデスクトップとWindowsアプリケーションをシームレスに統合する「Coherence 2.0」をサポート。ゲストOSとの親和性を高める拡張機能「Parallels Tools」は、Windows版に加えLinux版を収録、Linuxでもウインドウサイズに応じて画面解像度を変更することが可能になった。ディスクイメージ編集用ユーティリティの「Parallels Image Tool」も同梱されている。

現在、米ParallelsではParallels Desktop 3.0 for Macのリリース候補版(最新版はBuild 5144)を公開中。正式リリース後には、 プロトンのWebサイトでもアップデータを配布する予定とのこと。