オンキヨーは、CD/MDコンポ「FR」シリーズの新モデル「X-N7TX」「X-N9TX」を発表した。発売は、X-N7TXが9月14日、X-N9TXが9月21日を予定している。価格はオープンで、推定市場価格はX-N7TXが5万円前後、X-N9TXが7万円前後。
X-N7TX/N9TXはX-N7X/N9Xの後継となる、FRシリーズとしては9世代目にあたるモデル。 X-N7TX/N9TXでは、先代モデルと同様に、ディスクリート構成のアンプが搭載されているが、そこに使用される電子部品を再選択。また、回路のレイアウトも見直しが行われた。さらに、両モデルとも防振/制振対策も強化されているが、上級モデルのX-9NTXでは、防振効果に優れたアルミ無垢ボリュームつまみやグランド電位を安定させる銅バスプレートなどが採用されている。
スピーカー部分も同様で、先代モデルと同じセンターキャップレスのA-OMFモノコックウーファー+リングツイーターという単品スピーカーで培われたユニットを採用しているが、新モデルでは、振動板の強度をさらにアップ。また、このユニットの特性をさらに引き出すため、ダクトの形状や経路などを見直しなどが行われている。
外見的には、スタンダードモデルであるX-N7TXで、スピーカーの色に白木調を選択できるようになった程度で、先代モデルからほとんど変化はない。また、機能や、定格などにも変更は無い。同社によると「CD/MDコンポの機能面というのは、すでに成熟しており、今回は、音質面でのブラッシュアップを行った」とのことで、より完成度が高められていると言うことになのだろう。
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防振対策やパーツの見直しなど、音質面でのブラッシュアップが行われた新モデル「X-N7TX」。スピーカーの色をD/Yの2色から選択可能となった |
上級グレードの「X-N9TX」では、さらに防振/制振対策が強化されている |
| 主な仕様 | ||
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| 型名 | X-N7TX | XN9TX |
| 定格出力 | 15W×2(4Ω/1kHz/全高調波歪率0.4%以下) | 19W×2(4Ω/1kHz/全高調波歪率0.4%以下) |
| 音声入力端子 | デジタル×1(光)/アナログ×2/ステレオミニ×1 | |
| 音声出力端子 | アナログ×2/ステレオミニ×1/サブウーファーモノ出力端子×1 | デジタル×1(光)/アナログ×2/ステレオミニ×1/サブウーファーモノ出力端子×1 |
| センター部サイズ | 幅205mm×高さ147mm×奥行き339mm | |
| センター部質量 | 4.7kg | |
| スピーカーサイズ | 164(W)×282(H)×258(D)mm | 167(W)×299(H)×259(D)mm |
| スピーカー質量 | 3.7kg | 4.1kg |
