Googleは8月31日(米国時間)、検索機能を核としたデスクトップガジェット環境「Google Desktop for Mac」の日本語β版を公開した。対応するシステムはMac OS X 10.4以降、Google Updater経由で無償インストールが可能。

今回公開されたβ版(バージョン 1.1.0.520)は、4月にリリースされた英語β版を改良、日本語のほか中国語やドイツ語など9種の言語に対応させた。英語 / ローマ字圏以外の言語、特に日本語サポートを強化すべく機能強化が図られている。

新機能としては、Apple MailおよびMicrosoft Entourageで迷惑メールと判定されたメッセージを無視する機能、住所録ツールのアドレスブックとEntourageに登録した連絡先グループへの対応が追加された。今後Mac OS X 10.4(Tiger)でシステムの再起動が必要となる事態を避ける目的で、機能拡張(KEXT)の2分割も行われている。

バグフィックスも行われ、[Command]キー2度押しが誤動作する問題や、インデックス化されていないボリュームに変更を加えるとパフォーマンスが低下する問題が修正された。外部ボリュームのインデックスを削除できない問題や、検索ボックスが正常に表示されない問題も今回のリリースで解決されている。