富士通は3日、17型ワイド液晶(1,440×900ドット表示)ディスプレイを搭載する高性能ノートPC「FMV-BIBLO NX」シリーズの新製品2モデルを発表した。オープン価格で、14日より提供を開始する。実売価格は上位モデルの「NX95X/D」が42万円前後、普及モデルの「NX90X」が23万円強となる見込み。

FMV-BIBLO NX95X/D

パフォーマンスを追求したノートPCの最上位シリーズで、両機種ともCPUにCore 2 Duoを採用し、加えて、ソフトの起動時間などを高速化する「ターボ・メモリー」技術に対応する1GBのフラッシュメモリを搭載している。富士通による検証では、ターボ・メモリーによってOSの起動時間が約20%短縮されているという。

上位機のNX95X/Dだけに用意される機能としては、IEEE802.11n(ドラフト2.0)無線LAN機能、Blu-ray Discドライブ、地上デジタル放送チューナー、地上アナログ放送チューナー、リモコン、音声をFMラジオに送信できるFMトランスミッターなどがある。普及機のNX90Xは、従来のNXシリーズに無かったテレビチューナー非搭載モデルとし、高い基本性能を実現しながら価格を抑えた。両モデルともHDMI出力端子を備え、大画面テレビなどに画面を映し出すこともできる。

CPU・チップセット・HDDは、NX95X/DがCore 2 Duo T7500(2.20GHz)、ATI Mobility Radeon HD 2600(ビデオメモリ256MB)、320GB(160GB×2)、NX90XがCore 2 Duo T7250(2GHz)、ATI Mobility Radeon HD 2400(ビデオメモリ128MB)、120GBをそれぞれ搭載。メモリは両モデルとも1GB。

本体サイズは両モデルとも403×295×45.5mmで、重量はNX95X/Dが約4.9kg、NX90Xが約4.7kg。

型名 NX95X/D NX90X
CPU Core 2 Duo T7500(2.20GHz) Core 2 Duo T7250(2GHz)
メモリ 1GB(最大4GB)
液晶ディスプレイ 17型ワイド(1,440×900)
HDD 320GB(160GB×2) 120GB
光学ドライブ Blu-ray Discドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線LAN IEEE802.11n(ドラフト2.0)/a/b/g IEEE802.11a/b/g
テレビ機能 地上デジタル、地上アナログ
実売予想価格 42万円前後 23万円強