ニコンは、高画質、高機能のCOOLPIX Pシリーズを発表した。「COOLPIX P5100」は有効1210万画素、手ブレ補正機構などに加え、外付けスピードライトやコンバーターレンズにも対応する。「COOLPIX P50」は、広角28mm相当からのズームレンズ搭載し、有効画素数は810万画素。電子式手ブレ補正(e-VR)機能を装備する。
「COOLPIX P5100」は、拡張性を誇るCOOLPIXのフラッグシップモデル。高級感のある外観素材を採用し、写真愛好家やハイアマチュアも満足できるハイパフォーマンスモデルとしている。撮像素子は、有効1210万画素の1/1.72型CCD。組み合わせられるレンズは、35mm判換算35~123mmとなる3.5倍ズーム。手ブレ補正はレンズシフト式で、シャッター速度約3段分の効果がある。また、撮像感度は最大ISO 3200まで可能で、被写体ぶれも効果的に抑えることが可能になる(画像サイズが5M/2592×1944以下に制限される)。
露出モード、シーンモードなどを設定する「モードダイヤル」と、各種メニューを選択する「コマンドダイヤル」の2つを搭載。また、「仕上がり設定」機能により、画像のコントラスト、シャープネス、彩度などが簡単に調整できる。液晶モニターは反射防止コート付き、広視野角170°の「2.5型リアルワイドアングル液晶モニター」。もちろん顔認識機能も備え、AFは新しい「顔認識AF2.0」を採用している。その他、1コマ/秒で3コマの連写ができる「フラッシュ連写」、レンズの特性によるゆがみを補正する「ゆがみ補正」機能なども備えている。
アクセサリーシューには、ニコンスピードライト「SB-400」「SB-600」「SB-800」が装着可能。また、ワイド/テレコンバーターも用意されており、「WC-E67」装着で広角23.5mm相当、「TC-E3ED」装着で望遠369mm相当の撮影が可能となる。また、ブラケットFSB-6を使えば、ニコンフィールドスコープなどと接続できる。「COOLPIX P5100」の発売日は2007年9月21日、推定市場価格は4万5千円前後となっている。
「COOLPIX P50」は、広角28mmの撮影が可能な高機能モデル。撮像素子は810万画素の1/2.5型CCDを使用し、レンズは28~102mm相当の3.6倍ズームレンズを採用した。手ブレ補正は電子式となる。ボディはコンパクトながらホールド性に優れたグリップを持ち、カメラらしいスタイル。光学ファインダーも装備する。また、旅行や外出先でも入手しやすい単3形電池をバッテリーとして使用する。
露出モード(プログラムオート/マニュアル)、シーンモードなどが設定できる「モードダイヤル」を搭載。液晶モニターは11万5000画素の2.4型TFT液晶。撮像感度は最大でISO 2000が可能になっている。顔認識機能では、新しい「顔認識AF2.0」を搭載。顔を拡大再生する「顔ズーム機能」を搭載している。「COOLPIX P50」の発売は2007年10月、推定市場価格3万円前後を予定している。