ソニーは新ブラビアが搭載する「ブラビアリンク」に対応したシアターシステム5機種を発表した。価格はすべてオープン。タイプ、発売日などは表の通り。
今回発表された5シアターシステムは、すべてブラビアリンクに対応しており、ブラビアリンク対応の新ブラビアとHDMIケーブルで接続することで、音量調整、電源のオン/オフといった操作が、ブラビア側のリモコンで可能となる。
RHT-G1200/RHT-S10はフロントスピーカーのみで5.1chサラウンドを実現する「S-Force PROフロントサラウンド」を採用したシステム。「32bit S-Master」デジタルアンプを搭載し、BDのPCM 7.1chサラウンドも再生可能だ(5.1chにダウンミックスされる)。
RHT-G1200は、ラック一体型のシステムで、本体の幅は1,550mm。52V型までのブラビアに対応する。実用最大出力は、70W×5+サブウーファー120W。使用されているユニットは、フロントchが40mm×70mmのコーン型×2+2.5mmバランスドーム型ツイーター×2、センター/サラウンドchが40mm×70mmのフルレンジ×2、サブウーファーが100mmコーン型×2となっている。なお、サブウーファーは、本体底の左右に配置され、互いの振動を打ち消しあうことで、床への振動を抑える「バイブレーションキャンセリング・サブウーファー」。入出力は、HDMIが入力×2/出力×1、デジタル音声入力端子が光×3/同軸×1、アナログ音声入力端子が2。
RHT-S10は、壁掛け、あるいは壁寄せで使うことを前提としたシステム。薄型のサブウーファーが搭載されているため、テレビに、ちょっと大きめのアンダースピーカーが付いたような感じで、場所を取らずに設置可能。設置のためには、壁掛けアタッチメント「WS-S10WA」(オープンプライス:市場推定価格1万円前後)か、壁寄せスタンド「WS-S10LS」(オープンプライス:市場推定価格5万円前後)が必要となる。また、コンポーネントAVラック「WS-S10CR」(オープンプライス:市場推定価格4万円前後)も使用可能だ。実用最大出力は50W×5ch+サブウーファー100W。使用されているユニットは、フロント/サラウンドchが50mmコーン型フルレンジ×2、センターchが50mmコーン型フルレンジ×1、サブウーファーが100mmコーン型×2となっている。装備する入出力端子はRHT-G1200にアナログ1系統の音声出力端子を加えたもの。なおRHT-S10には20局のプリセットが可能なFMチューナーも搭載されている。
HT-SF2000は、FM/AMチューナーを搭載したAVコントロールレシーバーに、幅約300mm×高さ最大1229mm×奥行き300mmのスタンドスタンド付きフロア設置タイプのフロント/サラウンドスピーカー、コンパクトなセンタースピーカー、サブウーファーを組み合わせたシステム。搭載されているアンプは32bit S-Masterで、実用最大出力143W×5+サブウーファー256Wのハイパワー。スピーカーは、フロントchが65mmコーン型ウーファー+25mmバランスドーム型ツイーター、センター/サラウンドchが65mmコーン型フルレンジ、サブウーファーが160mmコーン型のユニットを使用。入出力は、HDMIが入力×3/出力×1、デジタル音声入力端子が光×2/同軸×1、アナログ音声入力端子が3。
DAV-IS10は、フロント/サラウンドchに採用されている、新開発の幅43mm×高さ55mm×奥行き40mmという、ほぼゴルフボール大の小型スピーカーを特徴とするシステム。このスピーカーとサブウーファー、FM/AMチューナー/DVDプレーヤー内蔵のAVコントロールレシーバーが組み合わせられている。搭載されているアンプは、やはり32bit S-Masterで、実用最大出力は45W×5+サブウーファー100W×2。入力端子は、光/同軸各1chのデジタル音声と1系統のアナログ音声。出力端子は、HDMI×1と、D2×1/コンポジット×1の映像出力端子を装備する。
DAV-DZ220は、エントリークラスのDVD内蔵シアターシステム。搭載されるアンプは、他のモデルとは異なり「S-Master」となる。実用最大出力は142W×5+サブウーファーの140W。入力端子は、光/同軸各1chのデジタル音声とアナログ音声2系統、フロントパネルにデジタルオーディオプレーヤー用の3.5mmステレオミニジャックが装備される。出力端子は、HDMI×1と、コンポーネント/S/コンポジットの映像出力が各1系統。
なお、シアタースタンドシステム以外では、付属のマイクを使って、各chの自動調整を行う「D.C.A.C.」を搭載する。
フロントスピーカーのみで5.1ch再生を可能にする「S-Force PROフロントサラウンド」を採用したラック一体型の「RHT-G1200」 |
薄型で場所を取らない「RHT-S10」。写真は、オプションの壁寄せスタンド、コンポーネントAVラックを組み合わせた例 |
ハイパワーな32bit「S-Master」フルデジタルアンプを搭載する「HT-SF2000」 |
コンパクトなフロント/センター/サラウンドスピーカーの採用で、自由なレイアウトが可能な「DAV-IS10」 |
タイプ | 型名 | 発売日 | 市場推定価格 |
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シアタースタンドシステム | RHT-G1200 | 11月10日 | 15万円前後 |
RHT-S10 | 11月10日 | 10万円前後 | |
5.1chシアターシステム | HT-SF2000 | 11月10日 | 10万円前後 |
DVDプレーヤー搭載5.1chシアターシステム | DAV-IS10 | 10月20日 | 10万円前後 |
DAV-DZ220 | 10月20日 | 5万円前後 |