オリンパスイメージングは、ICレコーダー「Voice-Trek」シリーズの新モデル「DS-60」を発表した。発売は9月14日で、オープンプライス。推定市場価格は3万円前後。
DS-60は、Voice-Trekシリーズの最上位モデル。ポイントとなっているのが、新開発のステレオマイクとダイマジック社の「DVM」「EUPHONY MOBILE」といった音響技術の採用。
新開発された着脱式のステレオマイクは、DS-50に搭載されたマイク以上にS/N比が向上しており、ノイズの少ない録音が可能となっている。ステレオマイクは、本体に装着して使用するだけでなく、付属のリモコンコード(80cm)のマイクジャックに取り付けることもできる。
「DVM」は、DS-60用にチューンしたものが搭載されており、「指向性マイクモード」では、ステレオマイクからの音をもとに、ある一定方向からの音だけを強くして、ほかの方向からの音を弱くする指向性コントロールを使用可能。周辺ノイズの多い環境でも、狙った音を録音できる。EUPHONY MOBILEは、圧縮された音声信号の高域補完と低域の拡張、さらにサラウンド再生などを行う。
同社によると、これらの新技術の搭載により、DS-60は、Voice-Trekシリーズの中で、もっとも高品質な録音と再生を可能にしたモデルとなっているとのことだ。
内蔵メモリは2GB。録音形式はWMAで(MP3形式の再生も可能)、ステレオXQ / ステレオHQ / ステレオSP / HQ / SP / LPの6種類の録音モードを持つ。ステレオXQモード(128kbps)で録音した場合でも、約35時間10分の録音が可能で、LPモードでは約551時間の長時間録音も可能になる。
なお、ノイズキャンセル、ローカットフィルター、音声フィルターといった3種類のノイズ対策や、ポッドキャストへの対応など、Voice-Trekシリーズの機能をフル装備しているモデルでもある。