ウィルコムは27日、電話機単体でWebブラウジングをする際の体感速度を向上させる有料オプション「高速化サービス」を拡張し、従来の高速化サービスに比べて体感速度を最大200%、高速化サービスを使用しない場合に比べて同最大400%の効果を得られるようにすると発表した。9月中を目処に開始する予定。料金は従来通り月額315円。
対応する電話機は「WX320K」「WX321J」(ダウンロードによるアップデートで対応)および「WX320KR」(出荷時から対応)の3機種で、その他の機種への拡大は未定。同社はPCでのデータ通信向けに、専用クライアントソフトをPCにインストールして利用する高速化サービス「MEGA PLUS」を提供しているが、これと同等の機能を電話機にも組み込むことで高速化サービスを拡張する。
高速化サービスでは、通信プロトコルや画像ファイルの圧縮率を最適化することで、体感上のブラウジング速度を向上させる。同社によれば、従来のサービスで体感速度は最大で200%まで高速化しており、今回の拡張でさらに最大200%の高速化が期待できるため、サービスを使用しないときに比べ体感速度は最大400%まで向上するとしている。また、新たに画像ファイルの画質と速度のバランスを4段階に調整できる設定機能が追加される。
なお、高速化が行われるのは電話機単体でのブラウズ時で、電話機をPCと接続して行うデータ通信は対象外(別途MEGA PLUSの利用が必要)となる。