東芝は、コード式アイロンの新モデル「TA-GX100」を発表した。発売は9月16日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は1万6,000円前後。
TA-GX100は、家庭用のアイロンとしては初めて高速電磁ポンプを搭載した。従来のスチームアイロンでは、水タンクの中の水は重力によって送られ、スチームとして噴射される仕組みだが、TA-GX100では、この部分に高速電磁ポンプを組み込んでいる。これにより、従来モデルの4倍という大量のスチームを発生させることが可能で、生地への浸透力も約30%アップした。さらに、かけ面には101個のスチーム孔が開けられており、一度に広い範囲のしわを伸ばすことができる。
スチームは「スチーム」モードと「スチーマーショット」モードの2種類で、スチームの場合、「Power」で最大12ml/分、「High Power」で最大26ml/分のスチームを発生させる。スチーマーショットの場合は最大30ml/分、5ml/分のスチームを連続10秒噴出する。
また、電磁ポンプの採用によって、アイロンの向きにかかわらずスチームの使用が可能。ハンガーにかけたスーツなどのシワを伸ばす場合、従来は連続1秒程度しかスチームは発生できず、また、次にスチームを発生させるには2秒程度待たなければならなかったが、TA-GX100では、連続してスチームを発生させることができ、作業の効率が大幅にアップするという。
スチームの量と温度は、対象となる生地にあわせて10種類の設定が可能。スチームの設定とアイロンのかけ面の温度はマイコンによって制御されているため安定。失敗のないアイロン掛けをサポートする。
主な仕様 | |
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消費電力 | 1200W |
タンク容量 | 約260ml |
サイズ | 130(W)×155(H)×302(D)mm |
質量 | 約1.6kg |