オンキヨーは、CDチューナーアンプ「CR-D1LTD」と推奨スピーカー「D-112LTD」を発表した。発売は、いずれも9月1日を予定しており、価格はCR-D1LTDが7万3,500円、D-112LTDが6万900円。
CR-D1LTDは、昨年7月に発売された「CR-D1」のリミテッドエディション。リミテッドとはいっても、期間や台数にとくに限定が設けられているというわけではなく、大量生産には向かない素材や加工法などが採用されているためとのこと。
CR-D1は、同社のFRシリーズに近いコンパクトボディのCDチューナーアンプだが、VL Digitalパワーアンプなど、同社のピュアオーディオコンポで採用されている技術が投入された異色作。デジタルアンプならではのドライブ能力の高さが特徴のモデルで、このコンパクトなサイズでありながら、同社の「D-908E」といったスピーカーを十分にドライブできる能力があるとのことだ。
限定モデルでは、側板に、リブを付けることで強度をアップしたアルミ版を採用、天板は1.2mm圧のスチール、底板は2重構造にするなど、制振性能のアップや剛性の強化を徹底。さらに高音質化が追求されている。また、内部の回路自体は基本的にCR-D1との違いはないが、リミテッドエディションのためにカスタムで起こしたコンデンサが採用されているなど、CR-D1を、再度チューニングし直したものとなっている。
同社では、数年前からデジタルアンプの導入をフラッグシップモデルより進めてきている。そのデジタルアンプをコンパクトなボディに詰め込んだCR-D1、そしてそのCR-D1をさらにチューンしたこのCR-D1LTDは、同社のデジタルアンプに1つの区切りをつけるモデルだとのことだ。
また、同時に発表されているD-112LTDは、D-112のリミテッドエディション。内容積のアップと、バスレフポート「AERO ACOUSTIC DRIVE」の形状を変更することで、さらにエネルギー感をアップさせている。天面の塗装には7層のピアノ塗装を採用するなど、高級感もアップしている。
主な仕様 | |
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定格出力 | 40W+40W(4Ω、1kHz、全高調波歪率0.5%以下) |
実用最大出力 | 60W+60W(4Ω、JEITA) |
アンプ部全高調波歪率 | 0.08%(1kHz 1W出力時) |
アンプ部周波数特性 | 10Hz~60kHz/+1dB、-3dB(LINE1) |
アンプ部SN比 | 100dB(LINE1、IHF-A) |
音声入力端子 | デジタル×1(光) / アナログ×3 / ステレオミニ×1 |
音声出力端子 | デジタル×1(光) / アナログ×2 / ステレオミニ×1 / サブウーファー端子×1 / ヘッドフォン端子×1 |
サイズ | 205(W)×117(H)×338(D)mm |
質量 | 5.5kg |