東芝は、ハイエンドクリーナー「タイフーンロボXP」シリーズの新モデル「VC-105XP」「VC-100XP」を発表した。発売は9月1日で価格はオープン。推定市場価格はVC-105XPが8万円前後、VC-100XPが7万円前後。
タイフーンロボXPシリーズは、クリーナー内部の自動クリーニング機構「タイフーンロボシステムXP」を搭載した、ハイエンドクリーナー。同社の発売するモデルとしても最上位シリーズとなる。
タイフーンロボシステムXPの基本は、運転終了時に、センサーがフィルターの汚れを検知して、それに見合った時間フィルターを回転させて汚れを叩き落とすというもの。昨年モデルのVC-95XPでは、これに加えて内部クリーニング時には自動的にエアの経路を切り替えて吸入、叩き落とした塵をダストカップに集めるという「エア洗浄」機構が搭載されていた。今年のタイフーンロボシステムXPでは、ここにさらに「プラズマオゾンユニット」が加えられている(VC-105XPのみ)。プラズマオゾンユニットは、エア洗浄時にオゾンを発生させ、タイフーンロボシステムXP内部の除菌/脱臭を行ういというもの。これで、10年間フィルターの掃除がいらないだけでなく、システム内部を清潔に保つことが可能となった。
ヘッド部分も改良されている。VC-105XPには、VC-95XPに搭載されていたオートマパワーヘッドに比べて、約1.4倍の高出力モーターを搭載した「快走オートマパワーヘッド」を搭載。自走性能は30%アップした。もちろん、昨年モデルに引き続き「シフトチェンジセンサー」も装備されている。シフトチェンジセンサーは、ヘッドを動かす方向を検知して、それに合わせた方向にブラシの回転を瞬時に切り替えるというもの(VC-100XPは快走コンパクトパワーヘッドを搭載)。標準のヘッド以外に、手元ブラシ/隙間ノズル、VC-105XPには「VC-20TP」でも採用されていた、先端にLEDが取り付けられている「ピカッとどこでもブラシ」も付属する。
ブラシを浮かせると、モーターの出力を下げるのに加えて、フィルターのつまり具合によって、パワーの調整を行う「エコ自動モード」も搭載。標準モードに比べて、約20%の省エネが可能になる。
フィルターは、Wゼオライト脱臭フィルター / ヘパクリーンフィルター / アレルゲットフィルター / 光触媒抗菌フィルターを採用(VC-105XPのみ)。クリーンな排気を実現している。さらに、埃の巻き上げを防ぐため、上17°に排気する「アップストリーム分散排気」も採用されている。