米Olympusは8月23日 (現地時間)、光学18倍ズームレンズを搭載した「SP-560 Ultra Zoom(UZ)」を発表した。本体デザインはCAMEDIA SP-550UZを受け継いでいるが、画像処理エンジンに「TruePic III」を採用するなど内部が強化された。米国では10月発売予定で、価格は449.99ドルとなっている。
SP-560 UZのレンズは、EDレンズ2枚、非球面レンズ4枚を含む11群14枚の構成で、焦点距離が4.68mm~84.24mm (35mmカメラ換算: 27mm~486mm)となっている。開放F値はF2.8~F4.5。最短撮影距離は広角端で0.1m、望遠端で1.2m。スーパーマクロモードでは1cmでの撮影が可能。
撮像素子は1/2.35型、有効800万画素CCD。画像処理エンジンにTruePic IIIを搭載したことで「従来よりも正確な色彩、生き生きとしたトーンの画質、より速い処理速度を実現。また高いISO設定でもシャープな画像を捕らえられる」としている。感度はISO50~3200で、ISO6400相当の設定も行える。CCDシフト式手ブレ補正機構を搭載しており、高感度撮影と組み合わせたDual Image Stabilizationが可能。
強い日差しの中のようなコントラストの差が大きいシーンでも、Shadow Adjustmentテクノロジで白とびや黒つぶれを避けられる。また異なるエフェクトのプレビューを液晶モニターで比較できるPerfect Shot Preview、顔検出機能などを装備する。
プログラムオート、絞り優先オート、シャッター優先オート、マニュアルでの撮影のほか、25種のシーンモードが用意されている。SQ2モードで約15枚/秒、SQ1モードで約7枚の高速連写が可能。画像の記録形式はRAWとJPEG。最大記録画素数は3,264×2,448ピクセル。動画は30fpsのAVI(Motion JPEG)で、最大640×480ピクセル。
液晶モニターは2.5型約23万画素で、Backlight Boostボタンが用意されている。
記録媒体は47MBの内蔵メモリと、xDピクチャーカード。電源は単3乾電池4本。
本体サイズは116×78.5×78mm、電池とメモリカードを含まない重量は365g。