ソニーは、ビデオウォークマンの新モデル「GV-HD700」を発表した。発売は9月7日で、価格はオープン。推定市場価格は16万円前後。
ビデオウォークマンと聞いて「?」と思われる方もいるのではないだろうか。音楽再生(一部は録音も)のウォークマン、ポータブルCDプレーヤーのディスクマンなどに続いて、80年代後半よりスタートしたシリーズで、ビデオの再生と録画を行うポータブル機だ。当初のモデルは8mmビデオ用だったと記憶するが、その後DV用のモデル「GV-D300」なども発売されている(現在は生産完了)。
今回発表された「GV-HD700」は、ビデオウォークマンとしては実に5年ぶりの新製品。最新の撮影環境に合わせるため、ビデオウォークマンとしては初めて、HDV1080i方式のハイビジョン映像に対応した(従来のDV方式にも対応)。また、i.LinkやHDMIでの出力にも対応している。基本的には、HDV方式に対応したビデオカメラで撮影を行い、その場で撮影内容の確認を行うというのがメインの用途で、おもなユーザーは、自主制作で映画制作を行っている個人や、ビジネス用とのことだ。
また、ビデオウォークマンとしては、久しぶりにモニターも搭載している。搭載しているモニターは7V型で、解像度は800×480。
バッテリーは同社のハンディカムと共用で、「インフォリチウムリチャージブルバッテリーパックL/Mの2シリーズが使用可能。付属する「NP-F750」で、液晶モニターONの場合、約140分の連続再生が可能だ。
搭載されている液晶モニターの設定値(明るさ / コントラスト / シャープネス / 色の濃さ / 色相)を6種類まで保存可能なパネルプロファイル機能や、移動可能なタイムコード表示エリアの採用など、使用現場にマッチさせられるカスタマイズ性能も備えている。
主な仕様 | |
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電源 | ACアダプター/バッテリー |
入力端子 | i.Link:HDV / DV(4ピン) / S映像 / コンポジット |
出力端子 | HDMI / i.Link:HDV / DV(4ピン) / コンポーネント / AVマルチ(S/コンポジット) |
サイズ | 201(W)×64(H)×63(D)mm |
質量 | 1.2kg |