三菱自動車は、2.0L(リッター)クラスの新型セダン「ギャラン フォルティス(GALANT FORTIS)」を8月23日から全国の系列販売会社より発売する(一部モデルは10月下旬より発売)。価格は178万5,000円から243万6,000円。同社が新型セダンを国内に投入するのは7年ぶりとなる。
「ギャラン フォルティス」は"グローバル基準のスポーティセダン"をコンセプトに、走行性能やデザイン面に三菱自動車らしさを盛り込んで設計された。全長を抑えながら全幅と全高を拡大し、ゆとりの居住空間を実現。ワイドトレッドによる安定した走りと、最小回転半径5mの取り回しの良さを両立した。フロントノーズは三菱の伝統でもある逆スラントノーズと台形グリルを組み合わせた。なお、このフロントマスクは、今後投入する同社セダン系車種の「新しい顔」を示すデザインアイデンティティであるという。
グレードは3種類。ベーシックな「EXCEED」、高級感を演出した「SUPER EXCEED」、スポーティな「SPORT」があり、それぞれに4WDと2WDが組み合わせられる。トランスミッションは基本的にスポーツモード付きCVTだが、「SPORT」の2WDモデルには5速マニュアルトランスミッションも用意される。「SPORT」にはスポーツサスペンションやパドルシフトが組み合わせられる。
エンジンは「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を達成した2.0L 4気筒エンジンで、最高113kw(154ps)/6000rpmの出力はグレードにかかわらず共通。4WD車には、走行状況に応じて前後輪へのトルク配分を適正にコントロールする電子制御4WDを採用。また横滑りを抑制する、アクティブスタビリティコントロール(ASC)を2WD全車にメーカーオプションで設定した。
SRSエアバッグシステム(運転席&助手席エアバッグ、運転席ニーエアバッグ、サイド&カーテンエアバッグ)に加え、夜間の運転視界を改善するアダプティブフロントライティングシステム(AFS)、雨滴感応オートワイパーなどを設定し、衝突安全性能・予防安全性能を高めている。