ローソンは28日、牛乳や卵、砂糖、生クリームのみでつくったというプリン「あたらしいプリン」「なつかしいプリン」(共に168円)を中部エリアのローソンで先行発売する。同商品は、ローソン公式携帯サイト内コミュニティサイト「謎のローソン部」のプリンプロジェクトメンバーからの意見をもとに、1年半かけて開発したとのことだ。
謎のローソン部の"部員"であるプリンプロジェクトメンバーは、プリンをこよなく愛する女性5,000人から構成。集まった意見としては、「プリンは自分へのご褒美」「子供にも安心して食べさせたい」といった内容が多かったという。
「カップデザートであるプリンは、大量生産をするためにカップにプリン液を充填する前に熱処理(殺菌)をする製法が多く採用されています。しかしこの方法では卵を多く使えず、ゲル化剤等の添加物を使用せざるを得ません。今回発売となるあたらしいプリンは、充填後に殺菌を行うことで添加物を使わず卵だけで固めることができました」(同社広報)。同商品は、なめらかな口当たりとコクのある味わいが特徴とのことだ。
一方、なつかしいプリンはオーブンでじっくりと湯煎焼きをして仕上げたタイプ。あたらしいプリンと比較すると、しっかりとした固さになっている。2商品共にカラメルソースは別添えで、「食べる直前にかけることで、カラメルの香ばしさと甘みがプリンのおいしさを引き立ててくれます」(同社)。
手間をかけた製法で生産量に限りがあることから、まずは中部エリアのローソン店舗(愛知 / 三重 / 岐阜 / 福井 / 石川 / 富山 / 長野 / 山梨 / 静岡)で展開。同社によると、関東・関西エリアへの拡大販売計画もあるが、具体的な時期は未定とのことだ。