三菱電機は、ビデオ一体型ハイビジョンレコーダー「楽レコ」シリーズの「DVR-DV745」「DVR-DV735」を発表した。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格はDVR-DV745が11万円前後、DVR-DV735が10万円前後。

「楽レコ」という名前の通り、手軽な操作が基本のレコーダー「DVR-DV745/735」。今回はREALシリーズとの連携機能「REALINK」が搭載されている

DVR-DV745/735は、同日発表されたフルハイビジョン/ハイビジョン液晶テレビ「REAL」シリーズとの連携機能「LEALINK」に対応したレコーダー。いずれも、デジタル/アナログ各1台のチューナーを搭載したシングルチューナーモデルで(デジタル/アナログの2番組録画は可能)、DVR-DV746は400GB、DVR-DV735は250GBのHDDを搭載する。

REALINKで可能な操作は、まず「番組ポーズ録画」。これは、REAL側のリモコンにある「番組ポーズ」ボタンを押すと、そこから「楽レコ」側で録画するというもの。タイムシフト機能の一種だが、テレビ側の操作で可能になった。また、この番組ポーズ録画機能では、番組が終了すると録画もストップし、録画された番組を再生すると、そのファイルは自動的に消去される。次に「一発録画機能」。これは、REAL側で視聴している番組を、REAL側のリモコンに搭載されている「一発録画」ボタンを押すことで、楽レコ側で録画するというもの。そして「音声ガイド付録画予約機能」。REAL側のEPGで楽レコの録画予約を行うというものだが、音声ガイド付きという点がポイント。機械の操作に不慣れなユーザーにはよいかもしれない。

また、楽レコシリーズというと、スポーツ番組のハイライト部分のみを再生する「ハイライト再生機能」の搭載が有名だが、今回は、この機能を拡張した「楽曲再生機能」も搭載されている。音楽番組の演奏シーンのみを連続再生するというものだ。また、この楽曲再生機能と、従来からのハイライト再生機能の再生シーンのみをDVDにダビングすることも可能になった。

ダビングでは、HDD/DVD/VHS間の双方向ダビングが可能。また、ハイビジョン番組のDVDへのダビング時には「高速&高画質ダビング」も使用可能。ハイビジョンで録画する際に、同時にDVDに録画するためのデータも作成。ダビング時に再エンコードすることがないため、高速なダビングが可能というもの。また、ダビング速度は、従来の30分/枚から15分/枚と高速化されている(高速&高画質ダビング機能は、1~8時間の番組に利用できるが、DVDの容量に合わせて録画時にエンコードされるため、時間は同一)。