三菱電機は、「REAL MZW」シリーズのフルハイビジョン液晶テレビ「LCD-H52MZW75」「LCD-H46MZW75」「LCD-H40MZW75」の3モデル、「REAL MX」シリーズのハイビジョン液晶テレビ「LCD-H32MXW75」「LCD-H32MX75」「LCD-H20MX75」の3モデルを発表した。発売日、価格などは表の通り。
32V型でありながら、フレーム幅の細い筐体を採用した「REAL MX」シリーズ「LCD-H32MXW75」「LCD-H32MX75」 |
3色のカラーバリエーションを展開する「REAL MX」シリーズ「LCD-H20MX75」 |
MZWシリーズの3機種は、すべて120Hz駆動のフルハイビジョンモデル。1.3に対応したHDMI入力端子を2本装備し、パネルは10bit、新開発の映像エンジン「DIAMOND Engine PRO II」は12bit処理を行う。なお、HDMI端子は、同社のレコーダーとのリンク機能「REALINK」をサポートするなど、最新の映像環境に対応する。
また、パネル内部からの光の散乱を防ぐ光沢処理を施した「DIAMOND Panel」を採用。コントラストと黒の再現力をアップしている。
サウンド面では、ドルビーサラウンドのデコーダーを内蔵。そこから、内蔵スピーカーのみで5.1ch相当の再生を行う「DIATONE サラウンド5.1」、ヘッドフォンでサラウンド効果を楽しめる「DIATONEサラウンドHEADPHONE」に音声データを渡すという方式を採っている。これにより、LRチャンネルのみからサラウンド音声を作り出す、バーチャルサラウンド方式よりも、より、実際のソースに近い再生が可能になる。
また、MZWシリーズシリーズは、いわゆるアンダースピーカータイプのテレビなのだが、スピーカーの開口部はスリット式で、幅約15mm(46V型の場合)と、スピーカーの存在が目立たないデザイン。フレームも非常に細く、52V型で約30mm、46V型で約27mm、40V型で約25mmとなっている。これらにより、テレビの存在自体を意識することなく、映像を楽しむことが可能だ(最近ではフレームの細さを追求したデザインを採用するメーカーが増えてきているが、最初にこれに手をつけたのは同社)。
一方のMXシリーズは、パーソナル向けを意識したモデル。32V型のモデルは、32V型でありながら、大画面モデルでは一般的になりつつあるフレームの幅の細い筐体を採用。さらに、リモコンでのオートターンにも対応している。LCD-H32MXW75とLXD-H32MX75の違いは、LCD-32MXW75のほうが倍速の120Hz駆動を採用している点。20V型のモデルは、ブラック/シルバー/ローズのカラーバリエーションを展開する。
なお、どちらのモデルも、MXWシリーズと同様に、同社のハイビジョンレコーダー「楽レコ」とのリンクが可能な「REALINK」に対応している。
種類 | 型名 | 発売日 | 推定小売価格 |
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52V型フルHD液晶TV | LCD-H52MZW75 | 10月21日 | 55万円前後 |
46V型フルHD液晶TV | LCD-H46MZW75 | 10月21日 | 45万円前後 |
40V型フルHD液晶TV | LCD-H40MZW75 | 10月21日 | 38万円前後 |
32V型HD液晶TV | LCD-H32MXW75 | 10月21日 | 20万円前後 |
32V型HD液晶TV | LCD-H32MX75 | 10月21日 | 16万円前後 |
20V型HD液晶TV | LCD-H20MX75 | 10月1日 | 10万円前後 |
※20V型のLCD-H20MX75は、ブラック/シルバー/ローズのカラーバリエーションを展開しており、それぞれの型番はLCD-H20MX75B/LCD-H20MX75S/LCD-H20MX75R |