フィンランドNokiaは21日(現地時間)、W-CDMA対応携帯電話「Nokia 6555」を発表した。折りたたみ型のフォームファクタを採用、ヒンジを工夫することで開閉をスムーズにした。予想価格は約200ユーロで、9月に主要市場で販売を開始する。

Nokiaの3G携帯電話としては初の折りたたみ型

"スムーズ"をキーワードにしたデザインが特徴のミッドレンジ3G端末。無線通信方式はW-CDMAとクアッドバンドのGSMをサポートした。同社製3G携帯電話としては比較的少ない折りたたみ型で、端末を閉じると表示されるアナログ時計により高級感を演出する。ヒンジ部をへこませることで端末の開閉をスムーズにし、開いた状態ではなめらかなカーブを描くよう工夫した。

外部に6倍ズーム対応のデジタルカメラを持ち、内部ディスプレイとして、1,600万色表示のQVGA画面を搭載した。フルカラー表示への対応で、写真や動画をより鮮やかに表示できるという。

このほか、音声通話中に相手と動画を共有できる「Video Sharing」機能を利用できるほか、Bluetoothもサポートする。内部メモリは30MBで、microSDカードにより記憶領域の拡張が可能。