東芝は、16GB容量のSDHCメモリーカード「SD-HC016GT4」を2007年10月に、32GB容量のSDHCメモリーカード「SD-HC032GT4」、および8GB容量のmicroSDHCメモリーカード「SD-MH008GA」を2008年1月に国内外で発売する。価格はいずれもオープンだが、店頭予想価格はSD-HC016GT4が4万円前後、SD-HC032GT4が8万円前後、SD-MH008GAが2万円前後。

今回発表された大容量のSDHC/microSDHCメモリーカード3モデル。左から32GB、16GBのSDHCメモリカード、8GBのmicroSDHCメモリカード

今回発表された3製品は、いずれも2GB以上の容量向けに策定されたSDメモリーカード規格Ver2.00に準拠するほか、SDスピードクラスはデジタルスチルカメラの連写モードやDVCでの動画撮影にも十分対応できる「Class4」となっている。最大書き込み速度は約6MB/秒で、CPRM技術を採用した著作権保護機能を搭載する。なお、SDメモリーカード規格Ver2.00に非対応の機器ではファイルフォーマットが異なるためSDHCメモリーカードは利用できない。

microSDHCメモリーカードはアダプタを利用することでSDHC対応スロットを搭載したデジタルスチルカメラやDVCなどの機器で使用可能だ。また、microSDサイズながらも8GBの大容量を実現し、メガピクセルカメラ機能や音楽プレイヤー機能を搭載した携帯電話で128kbpsの音楽データならば約139時間分、312kbpsのワンセグ動画データならば約57時間分が保存できる。

SDHCメモリーカードの本体サイズは32.0(L)×24.0(W)×2.1(T)mm、重量は約2g。microSDHCメモリーカードの本体サイズは15.0(L)×11.0(W)×1(T)mm、重量は約0.4g。

同社では、高画素カメラ撮影や動画データを扱う携帯電話やデジタル機器向けに大容量SDHCメモリーカード、およびmicroSDHCカードの普及拡大が見込まれているため、大容量サイズのラインナップを拡充することでSDメモリーカードシリーズの販売強化につなげたいとしている。