ダイムラー・クライスラー日本は、ジープブランド初のコンパクトSUVである新型モデル「ジープ・パトリオット(Jeep Patriot)」を8月25日より全国のクライスラーグループ販売店より発売する。価格は294万円から340万2,000円。ハンドル位置は右ハンドルのみ。
新型「パトリオット」はジープブランド初のコンパクトSUVと位置づけられているが、スクエアなデザインや頑強な4WDシステムは、強くジープの伝統を受け継いでいる。
エンジンはダイムラー・クライスラー、ヒュンダイ、三菱自動車の3社による合弁会社グローバル・エンジン・マニュファクチャリング・アライアンス(GEMA)により開発されたもので、2.4Lから125kW(170ps)、220Nm(22.4kgm)を得ている。デュアル可変バルブタイミング(VVT)を装備し、全速度域でトルクを最適化しているという。
トランスミッションにはCVT(無段変速トランスミッション)を採用。駆動はロックモード付きフルタイム4WDシステムで、悪天候時やトラクションの低い走行面でも確実な走りを可能にしている。リヤデフには「ECCシステム」を搭載。これは2段階クラッチでトルクをリアホイールへ伝えるもので、トルクのロスが少なく、軽量に収まることが特長。
安全面では、ABS(アンチロック ブレーキング システム)、BTCS(ブレーキ トラクション コントロール システム)、ESP(エレクトロニック スタビリティ プログラム)、フロントシート サイドエアバッグなどを標準装備。乗員の保護性能を高めている。また、左ドアミラーにはサイドビューカメラが埋め込まれ、ドアミラーでカバーできないボディ側面の路面などが確認できる。