東芝は21日、2.5インチ型HDDの新製品9モデルを発表した。容量320GBを実現した「MK3252GSX」や、回転数を7,200rpmに高速化した「MK2049GSY」などで、11月以降に順次量産を開始する。

「MK3252GSX」(左)と「MK2049GSY」(右)

「MK3252GSX」は、磁気ヘッドとディスク磁性層の改善により記録密度を向上、320GBという大容量を実現した。同社によれば、2.5インチ型HDDで容量320GBというのは業界最大。インタフェースはSATA(3Gbps)で、320GBモデルのほか、250GB/160GB/120GB/80GBがラインナップされている。回転数は5,400rpm、バッファメモリは8MB。

ラインナップ
モデル MK3252GSX MK2552GSX MK1652GSX MK1252GSX MK8052GSX
記憶容量 320GB 250GB 160GB 120GB 80GB
ディスク枚数 2枚 1枚
ヘッド数 4個 2個 1個
重量(最大) 102g 98g

一方「MK2049GSY」は、回転数が7,200rpmに高速化されたモデル。バッファメモリも16MBに強化されており、同社従来品に比べ、最大内部転送レートが約46%、平均ランダムアクセスタイムが約8%向上した。こちらは容量200GBのMK2049GSYのほか、160GB/120GB/80GBといったモデルが用意されている。インタフェースはSATA。

ラインナップ
モデル MK2049GSY MK1649GSY MK1249GSY MK8049GSY
記憶容量 200GB 160GB 120GB 80GB
ディスク枚数 2枚 1枚
ヘッド数 4個 3個 2個
重量(最大) 115g 111g

いずれも大きさは69.85×100.0×9.5mm。モバイル用途での使用を想定しており、落下を検知して衝突前にヘッドを退避させる「フリーフォールセンサー機能」をオプションで搭載可能となっている。