キヤノンは、デジタル専用で4段分の手ブレ補正効果を持つレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」と、「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」、および35mm判フルサイズに対応した「EF14mm F2.8L II USM」を9月下旬より順次発売する。価格と発売時期は、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」が3万3,000円で9月下旬、「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」が4万5,000円で10月下旬、「EF14mm F2.8L II USM」が30万7,000円で9月下旬より発売される。
「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」は、EOS Kissなどの標準キットに付属する18-55mmクラスのレンズに手ブレ補正機能を搭載したモデル。手ブレ補正機能を搭載するかわりに、超音波モーターは省かれている。手ブレ補正機能はシャッター速度で約4段分。通常撮影と流し撮りはレンズが自動判別する。レンズ構成は9群11枚、最短撮影距離は25cm、最大撮影倍率は0.34倍。フィルター径は58mmで、本体サイズはφ68.5×70mm、重さは200g。
「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」は、35mm版換算80-400mm相当の望遠ズームレンズに、シャッター速度4段分の手ブレ補正機能を搭載したレンズ。EF-S18-55mm F4-5.6 ISと同じく超音波モーターは搭載されない。通常撮影と流し撮りはレンズが自動判別する。レンズ構成は10群12枚で最短撮影距離は110cm、最大撮影倍率は0.31倍。フィルター径は58mmで、本体サイズはφ70×108mm、重さは390g。
「EF14mm F2.8L II USM」は、1991年に発売された高級L(Luxury)レンズ「EF14mm F2.8L USM」の後継モデル。2枚の高精度ガラスモールド非球面レンズで歪曲収差を抑え、UDレンズで倍率色収差を補正。防塵防滴にも対応し、円形絞りを採用した。レンズ構成は11群14枚、最短撮影距離は20cm、最大撮影倍率は0.15倍。フィルターは後部挟み込み方式を採用、本体サイズはφ80×94mm、重さは645g。