欧州のメジャーなカメラ賞のひとつ「EISA Awards」の本年度(2007-2008)各賞が発表された。"ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー(European Camera of the Year)"はペンタックの「K10D」が受賞。"ヨーロピアン・アドバンスド・カメラ・オブ・ザ・イヤー"には富士フイルムの「FinePix S5 Pro」、"ヨーロピアン・コンシューマー・レンズ・オブ・ザ・イヤー"にはタムロン「AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」が選ばれた。

ペンタック「K10D」

「EISA(European Imaging and Sound Association)」は欧州のカメラ・映像・オーディオ関連誌約50誌による団体で、毎年EISAが定める"ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー"は、やはり欧州の「TIPA(Technical Image Press Association)」が選定する"ベスト一眼レフカメラ"、日本のカメラ記者クラブ主催の"カメラグランプリ"と並び、世界3大カメラ賞と呼ばれている。またEISAやTIPAはカメラだけでなく、ビデオやオーディオ、ホームシアターなどの賞も定めている。

"ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー 2007-2008"を獲得したペンタックスの「K10D」は、有効1020万画素、手ぶれ補正機構の搭載、色再現性に優れた高画質画像、防塵・防滴構造などにより、『写真を趣味としている方やハイアマチュアユーザーにとって理想的なカメラである』と高く評価された。

「FinePix S5 Pro」は、搭載する撮像素子「スーパーCCDハニカムSR Pro」による広いダイナミックレンジ、豊かな階調表現と低ノイズの両立、優れたボディー性能などが評価され、"ヨーロピアン・アドバンスド・カメラ・オブ・ザ・イヤー 2007-2008"を受賞した。

タムロン「AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」は、高倍率ズームによる高い汎用性、利便性などにより、"ヨーロピアン・コンシューマー・レンズ・オブ・ザ・イヤー 2007-2008"を獲得。『超高倍率ズームは構図とフレーミングの究極の自由を提供する。コンパクトで使いやすいデザインは旅行や報道に最適なレンズだ』と評価された。

富士フイルム「FinePix S5 Pro」 タムロン「AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro」