テレビ朝日系(製作はメ~テレ)で今秋放送予定の長澤まさみ主演ドラマ『ガンジス河でバタフライ』のインドロケが行われ、長澤、塚本高史らが、最高気温52度を記録する壮絶な暑さの中、3週間にわたる撮影に挑んだ。

6月に20歳を迎えたばかりの長澤。熱愛報道も吹き飛ばす好演に期待!

『ガンジス河でバタフライ』は、就職活動の面接で、つい口を滑らせたことからインドを旅することになった女子大生・てるこ(長澤)が、初めての海外・インドでさまざまなカルチャーショックに遭いながらも、自分自身と向き合い、たくましく成長していく冒険記。長澤、塚本、中谷美紀ら豪華キャストに加え、脚本を宮藤官九郎が手がけることで話題のドラマだ。今回、インドで撮影されたのは、ドラマのクライマックスとなる、てるこがガンジス河をバタフライで泳ぐシーンのほか、物語の中心となるシーンが撮影された。

インド最大のお祭り「ホーリー」のシーン。人々が、赤、青、黄色などの粉や色をつけた水をかけ合ってはしゃぎ回り、長澤は粉まみれに!

流れのある河で、Tシャツ&パンツというスタイルという過酷な条件下での撮影に、長澤は「監督から『泳ぎたくないという気持ちをもっているのだったら、泳がなくていいよ』と言われて、悔しかったんです。でも、悔しいという気持ちで泳いだわけではなくて、自分の中で整理して、晴れ晴れとした気持ちで一生懸命泳ぎました」と振り返る。プロデューサーの太田雅人氏も「バタフライシーンはインドロケ最大の見どころです。以前から、元オリンピック代表・井本直歩子コーチの指導の下、予め日本で練習をしました。いざ本番という時に長澤さんはロケで最も真剣な表情をしてましたね」と語る。その練習の成果はというと「自分が出せる力は出せたと思います。達成感はあります!」と、成功を予感させるコメントを。インドロケ、バタフライを通して長澤が成長していく姿にも注目だ。

ガンジス河の目の前で蛇と戯れる長澤。余裕がありそうだけど……

無事に泳ぎのシーンを終えた長澤は「実際やってみると、すごく気持ちよかったですし、とてもすっきりしました!」と

○メ~テレ開局45周年記念ドラマスペシャル『ガンジス河でバタフライ』
脚本・宮藤官九郎、演出・李闘士男、プロデュース・太田雅人、たかのてるこ、出演・長澤まさみ、塚本高史、荒川良々、中谷美紀(特別出演)、石橋蓮司、竹下景子ほか。主題歌・矢井田瞳。テレビ朝日・メ~テレ系で今秋放送予定。

ちなみに原作は、映画会社の東映に勤めるOL・たかのてるこが、カメラマンの友人とインドを旅した際に収めた映像をテレビ局に持ち込み、番組(2002年よりフジテレビほかで不定期に放送)になったのがきっかけ。その後、書籍化されベストセラーになり、今回のドラマ化へ。9月21日には番組として放送された映像を収めたDVD『たかのてるこ旅シリーズ 恋する旅人~さすらいOLインド編』が発売される。こちらもあわせて楽しみたい。

『たかのてるこ旅シリーズ 恋する旅人~さすらいOLインド編』
9月21日発売 3,990円
販売元・東映ビデオ